no.17

そして、秋山監督とCGデザイナーさんとの顔合わせの日に、映画の脚本を受け取りました。台本は既に第１稿の改訂版でした。

映画「乱歩の幻影」は、原作も脚本も島田荘司先生の手による物。

幻想的な風景を描写するト書き。映画の脚本というより、もう島田荘司ワールド全開の小説のようです。

こんな風景なんだろうなという絵は、島田先生の文章に導かれて、かなり鮮明に頭に浮かぶのですが、これを全て次々に映画として映像化するとしたら、撮影に何年かかるだろう・・・というスケール感。

これをどう料理して世界観を表現するか、鬼才、秋山監督に全幅の信頼を寄せる島田先生も、とても楽しみにされていました。

続く